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ユニタール・ラウンドテーブル

2006104

 

ナスリーン・アジミユニタール広島事務所長

牟田泰三広島大学長

安藤忠男広島大学名誉教授

ルドルフ・ウ 香港城市大学教授

福代康夫東京大学教授

山尾 政博広島大学教授

 

海から見る食糧の安全保障

瀬戸内海からの展望"

 

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ラウンドテーブル・トピック

海は生命の誕生した場所であり、私たち人類の発展と将来を映し出す鏡です。ユニタール(国連訓練調査研究所)の研修事業「海洋と人間の安全保障」に関するシリーズでは、海に関わる人間の安全保障の様々な側面、とりわけ微妙な関係にある水産資源の開発利用と保全をいかに調和させるか、という課題に取組んでいます。

「水産資源は特定の個人に属するものではなく、また、絶えず変動し、再生産されるものです。」これらの資源は無主物であるがために、往々にして過剰に開発され、また、資源の変動性の故に生産は不確実になってしまいます。そして資源が再生されることを知って初めて、私たちは「生きもの」を扱っていることに気づくのです。海洋と水産資源に関わる多面的な特性と利害関係者の多様性から判断して、関係者が一緒になって、生命を育む科学と伝統の力、そして、中庸を図るための規範を共有する方法を探って行かなければなりません。

国連食糧農業機構(FAO)は、「食糧の安全保障」を「全ての人々が活発で健康的な生活を営むために必要な、安全で栄養豊富な食糧を常に十分確保できる時、それは初めて達成される」と定義しています。この定義には、飢餓から人々を解放する食糧の持続可能な供給と安全性の確保と言う、それぞれ等しく重要な2つの課題が含まれています。さらに広い視点に立てば、安全で持続可能な食糧供給を確保するための沿岸地域と海洋の環境保護ならびに経済発展に貢献する所得と雇用の創出が、この定義には含まれます。これらの課題について、水産関係者、消費者、研究者、政策立案者などを含む様々な立場の人たちが議論する必要があり、ユニタールと広島大学はまさに、そのような議論の場を提供したいと願っています。

 

 

本公開セッションは、ユニタールの「海洋の食糧安全保障に関するワークショップ」の一環として開催されます。本ワークショップに参加した各分野の専門家ならびに研修生が、瀬戸内海と広島で見、考えた食糧の安全保障に関する現状と展望について意見を述べるとともに、呉市中央卸売市場や広島県水産海洋技術センターなどを訪問した見学旅行の感想やコメントも披露します。

 

 

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